【SNS】読者に響く業界紙の記事とは!?
インターンの中野です! 初投稿失礼します。
さて、私は普段SNS投稿をしながら取材し記事を書いています。
今回はそんな中で私が気付いたSNSで読者に響く、業界紙の記事について書いてみたいと思います。
SNSに記事を投稿しているわけですが、反応がいい記事悪い記事がどうしても出てきます。違いはなんなのでしょうか? 反応がいい記事は以下のようなパターンが多い気がします。あくまで多い気がするだけですし、なぜ伸びたのかわからない記事もあるにはあるのですが。
①読者層全体に響く
正直これが一番大切だと思います。業界紙の大半は、さらに読者層をセグメント化できます。もちろん各業態ごとに重要な内容も報じる必要があります。ある種の社会的責任の部分と言えます。例えば、マスコミ業界の業界紙であれば、新聞・出版・テレビ・広告・映画など各分野ごとのニュースが大半を占めるでしょう。
しかし、SNS投稿ではそういった記事は残念ながら伸びません。
ではどんな記事が伸びるのかといえば、業界全体にリーチする記事です。ここが一般紙と大きく違う部分なのですが、業界紙を読む人の多くはビジネスチャンスなど自分の商売や仕事に繋げるために購読しています。まぁ乱暴な言い方をしてしまえばお金を稼ぐために読むわけです。
つまり、自分のためにならない、関係ないと思うと読み飛ばしてしまいます。もちろんニュースの質自体に左右される側面も否定できません。しかし、具体的な事例を挙げるだけではなく普遍化してみることでリーチ力強化につながります。
②稼ぐ力に直結する内容
先ほども触れましたが、業界紙を読むのはビジネスのためです。日本で唯一ウェブの有料課金モデル成功例と言える「日経電子版」を見ればわかりますが、人はお金になる情報にはお金を払います。
一般紙が「YouTube」や「Instagram」といったあらゆる娯楽と競合し、余暇時間を奪い合うのに対して、経済系媒体はその必要がありません。ビジネスのための勉強だからです。
この強みを生かさない手はないでしょう。何よりも稼ぐ力に直結する方法です。
具体的な成功例→普遍的なコツやポイント
という形で書くと特にリーチが取りやすくなります。さらに①と組み合わせることがカギになります。
特定の業種の事例でも、普遍化して読者の誰もが使えるようにすることです。
③具体的な実績がある
稼ぎ方の記事でも、実績がないとどの程度効果があるのか見込めませんし、興味も沸き辛いです。
そこで、具体的な数字を入れるなど実績を合わせて紹介すると説得力が増します。
④業界内の動向についての記事
大きな動向についての記事は今後を気にするビジネスマンにとって、とても大切。小さな動きではなく、大きな企業の経営戦略や決算、規制などが特に伸びます。
こればかりは作るわけにもいかないのですが、こういった記事を書く際にも注意すべきことがあります。
分析することです。ただのリリース記事ではそれほど意味がありません。業界に一番詳しい業界紙だからこそなぜそうなるのか、今後どうなるのかなどの分析が求められているのではないでしょうか。
⑤人情モノや人モノ
誰かの顔が見える、というのは重要です。
例えば「YouTube」で人気の配信者の多くは顔出しで投稿しています。日常の風景を切り取った動画が数百万回再生されるなど人の「顔」が見えることが大切です。
業界紙というのはある種の小さなコミュニティを形成します。成功している地域紙(地方紙よりも狭い範囲を対象とする新聞)の多くが顔が見える紙面作りを心がけていると言います。
一つの読み物的なコンテンツとしてSNS映えすると言えるでしょう。
と、インターンがつらつらと気付きを書いてみました。生意気ですみません!(笑)
参考文献
四方洋(2015)「新聞のある町ー地域ジャーナリズムの研究」清水弘文堂書房
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2018.06.26 00:19