１．五感をフル稼働させる！

通常の記事の場合、特に本紙では経営者を中心とした人にインタビュー取材することが多いため、取材中に注意を向けるのは取材対象の発言です。取材対象者の発言を上手く聞き出し、注意深く聞き取ることが取材のすべてと言えるかもしれません。

一方でレポート記事では、取材対象となるのは人に限らず、建物だったり場所だったり、場合によってはイベントだったりします。

工場見学レポートなら、機械の動く様子、工場内の暑さや臭い、働く人の姿などを観察し、記事でも言及することで、あたかも読者がその場にいるかも生々しいレポート記事になります。

取材の時は五感をフルに稼働させ、その場で何かが起こっているかを感じ、またメモにも取っておきましょう。特に感覚的情報は記憶にも記録にも残りにくいので、注意が必要です。

２．重要な瞬間を逃さず撮影する！

なんてことをやった経験、ありませんか（私はある…）

こんな事態は、レポート取材にとっては致命的です。ご存知の通り、記事はおおよそ「見出し」「文章」「写真（もしくはイラストや表）」からなっているわけですが、特にレポート記事の場合、文章では説明しきれない情報を写真で伝えることが多いので

経験が必要ですが、

とともに

を先読みすると、重要なシーンの撮り逃しが少なくできるでしょう。

これは少し高度な話です。

すでに紹介したポイント１，２を同時に実行するとなると、

が必要です。

うーーん…、これはちょっと無理かもしれませんね…。

なので、事前に紙面、もしくはウェブで記事になった時のおおそのレイアウトや記事のサイズを考えておき、

方法が現実的です。

そうすれば、「この場面は写真要らないかも」といった取捨選択ができるようになり、多少は余裕が生まれるはずです。

ただしこういった記事の落とし込み先を考えるのはある程度の経験が必要なので、慣れていない場合は、

を最低限考えておきましょう。